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サニーモーニング
「あなたが落としたのは金の斧ですか?銀の斧ですか?それともこのめちゃくちゃ汚くて持つところが汗臭くて錆びててまったく切れそうに無いなんかウザイ斧ですか?」
「一番最後のやつです」
「あなたは正直者ですね。ではこちらの番号札を取ってお待ち下さい。」
銀行でそんな会話を繰り広げていた頃、大変なことが起きた。ついに僕たちの街にも冷凍食品が現れた。
やつらはとても冷たい。冷酷な奴らだ。しかし電子レンジという粗末な機械を通すと暖かい好青年になるらしい。とソープ帰りの長老は言った。どうやら巷ではそのギャップでモテモテらしい。だから僕もギャップのある男を意識して斧を持ち歩き物騒だと思いきや優しい男を演じていた。そんなときに僕は斧を落としてしまった。なんてお茶目な一面も見せた。でも誰も見てなかった(涙)。そしてその斧を拾ったのが武田武子である。武田武子に関してすこしも興味が沸かないので冷凍食品の話をしよう。その冷凍食品を長老が手に入れたらしいので、早速長老を訪れた。
「どうもー」
「キャー」
「どうされました」
「うちの主人が電子レンジの中に・・・・」
大事件が起きてしまった。長老が電子レンジの中に入ってしまった。
「チーン」
どうやら電子レンジも長老のソープ大好きパワーに観念したらしい。
長老は言った「俺はソープ大好き。」
まずい、長老の奥さんにソープ好きがばれてしまった。
長老は奥さんにひたすら謝った。
そして離婚届片手の長老の奥さんは長老に
「あなたは正直者ですね。ではこちらの番号札を取ってお待ち下さい。」
これは役所での出来事だった。